
ヴィーガン淑女
ヴィーガンって、過剰にストイックで、自分の信じたものしか受け入れないイメージがあるけど、
実際はどうなのかしら?

アラカン紳士
そんな事ないですよ。多くのビーガンは、身体のことを考えたり、動物が大好きなだけの気のいい人が多いよ。
みんな、自分に合ったやり方で、ヴィーガンを楽しんでいるよ
はじめに
ヴィーガンという言葉を聞いて、こんなイメージを持っていませんか?
ストイックで、なんだか窮屈そう
食べられるものが少なくて大変そう
意識高い人だけがやるもの?
実はそれ、ちょっと誤解かもしれません。
今回は、多くの人が抱きがちな「ヴィーガンに対する誤解20個」をQ&A形式でご紹介します。
私自身、50代を迎え、健康や食生活を見直す中で「ゆるく」「楽しく」ヴィーガンを始めました。
この記事を読んだ方が、
「ヴィーガンって、意外と身近で、気軽に始められるんだ」
と思っていただけたら嬉しいです。
それでは、早速いってみましょう!
ヴィーガンに対する誤解20連発!


- ヴィーガンって聞くと、毎日サラダだけ食べてるようなイメージがあるんだけど、実際どうなの?
- 「それ、ちょっと違います」
サラダ=ヴィーガンというイメージ、根強いですよね。
でも実際は、カレー、ラーメン、餃子、パスタ、スイーツ…意外なほどバリエーション豊かです。
豆腐や大豆ミートを使えば、満足感のある主菜も簡単に作れます。
むしろ「野菜だけでこんなにおいしいの!?」と驚かれることも。

- 肉も魚も食べないって、やっぱり栄養が偏っちゃいそうで心配なんだけど…大丈夫なの?
- 「それ、ちょっと違います」
たしかに、食事の内容を意識する必要はあります。
でも、大豆、豆類、ナッツ、穀物、海藻など、植物性食品にも栄養素はたっぷり含まれています。
現代は情報やサプリも充実していて、工夫すればむしろ健康的になることも。
医師や栄養士に相談しながら取り入れる人も多いですよ。
おおむねビーガンなら、外食時には思いっきり肉や魚を食べても大丈夫です。

- ヴィーガンやってる人って、いかにも“意識高い系”って感じがして、自分にはちょっと縁がなさそうなんだけど?
- 「それ、ちょっと違います」
たしかに「サステナブル」「エシカル」なんて言葉と一緒に語られることもありますが、始める理由は本当にさまざま。
健康を見直したい、病気の再発予防をしたい、胃腸の調子が気になる、という現実的な動機も多いです。
「体が教えてくれた」から始めた、という人も結構います。
私もガンになったことをきっかけに、食事を見直しました。

- 特別な食材を使ったり、オーガニックにこだわったりで、すごくお金がかかりそうなイメージなんだけど…。
- 「それ、ちょっと違います」
おしゃれなヴィーガン商品やカフェが注目されがちですが、実際の食生活は意外と質素です。豆腐や納豆、旬の野菜、米や味噌など、日本の伝統食材がベースになることも多いです。家で作る分には、むしろコストダウンになることもありますよ。
和食はヴィーガンの強い味方です。
日本人はヴィーガンに向いている国民ですよ。

- なんだかすごくストイックで、「食べる楽しみ」がなくなりそうって思っちゃうんだけど…。
- 「それ、ちょっと違います」
ヴィーガンにも「完全主義」なスタイルもありますが、「ゆるヴィーガン」や「おおむねヴィーガン」といった柔らかいアプローチも一般的です。
外では自由に、自宅では意識して、というスタイルでもOK。
食べることが「苦行」ではなく、「選ぶ楽しみ」になるという声も多いんです。

- ヴィーガンって、動物愛護に強い思いを持った人しかやらないイメージがあるけど、それって本当?
- 「それ、ちょっと違います」
動物を思い始めた人もいますが、健康のため、環境のため、自分のライフスタイルの見直しのため、という理由も多いです。
きっかけが何であれ、「誰にも強制されずに、自分で選ぶ」という姿勢が、ヴィーガンの根底にあります。

- 家族や友だちと一緒にご飯を食べるときに、いちいち気を使ったり、気まずくなったりしないの?
- 「それ、ちょっと違います」
正直、最初は少し気を使う場面もあります。
でも、「今は体に気をつけていてね」と説明すれば、理解してくれる人も多いです。
外では制限をゆるめるなど柔軟な対応もできますし、「じゃあ一緒に野菜メニュー頼もうか」と協力してくれる人もいますよ。

- 若いうちはいいかもしれないけど、50代とか60代になってからヴィーガンを始めるのって、ちょっと遅いんじゃない?
- 「それ、ちょっと違います」
むしろ、50代60代は体や健康への意識が高まる時期。
「お肉が重たい」と感じるようになったり、「体を軽くしたい」という思いが強くなる年代です。
遅すぎるなんてことはありません。
始めたその日がベストなタイミングです。

- 食べられるものが少なそうで、毎日の食事がすごくつまらなくなりそうな気がしてるんだけど…。
- 「それ、ちょっと違います」
むしろ逆!普段の食材をアレンジしたり、海外のヴィーガンレシピを取り入れたりして、食の世界が広がります。
調味料やスパイスをうまく使うと、「これ本当に動物性なの?」と驚くような味も作れます。

- 肉や魚をやめたら、筋肉を維持するためのたんぱく質って、ちゃんと摂れるの?
- 「それ、ちょっと違います」
大豆製品、レンズ豆、ひよこ豆、オートミール、ナッツ類…意外とたんぱく源は豊富にあります。
植物性プロテインパウダーも人気で、筋トレする人も取り入れています。
食べ方次第でしっかり補えます。
マイク・タイソンもヴィーガンですが、マッチョな体型を維持しています。

- ヴィーガンって、毎日の献立を考えるのが面倒そうで、自分にできるか不安なんだけど…。
- 「それ、ちょっと違います」
最初は確かに戸惑うかもしれません。
でも、一度ベースとなる食材や調理法に慣れれば、むしろシンプルでラクなことも多いんです。
ごはん+味噌汁+野菜炒めでも立派なヴィーガンご飯。
献立に悩んだら、”いつもの料理の肉だけ抜く”くらいの発想でOKです。

- 年齢的に鉄分とかカルシウムが不足しやすくなるし、植物性の食事だけで補えるのか心配なんだけど…。
- 「それ、ちょっと違います」
これは特に中高年には大切なポイントですね。
でも植物性でも、鉄分は小松菜・ひじき・納豆に、カルシウムはごま・豆腐・アーモンドなどに豊富に含まれています。
吸収率を上げるビタミンCとの食べ合わせや、必要に応じたサプリの活用でカバーできます。

- 動物性の出汁とか脂のコクがない分、ヴィーガン料理ってやっぱり味が薄くて物足りないんじゃない?
- 「それ、ちょっと違います」
たしかに動物性の脂や出汁がないぶん、最初は「コクが足りない」と感じるかもしれません。
でも、味噌、醤油、にんにく、しょうが、スパイス、ナッツペーストなど、コクと旨みを出す方法はたくさんあります。
むしろ、素材本来の味に敏感になって「今までより美味しく感じる」なんてことも。
最近では野菜ベースの出汁なんかも、普通にスーパーマーケットで売っていますよ。

- 外食するときって、選べるお店が限られて大変そうだけど、ほんとに困らないの?
- 「それ、ちょっと違います」
最近はヴィーガン対応のお店も増えていますし、和食やエスニックなど動物性を使わない料理もあります。
完全にこだわらず、「外では柔軟に楽しむ」と決めている人も多いです。
「このお店はこんな対応してくれた!」なんて小さな発見も楽しみの一つに。
私は地元のヴィーガンレストラン巡りを趣味にして楽しんでいます。
例えば、精進料理も立派なヴィーガンメニューです。

- 「ちょっとだけやる」とか「時々やる」じゃ意味ないのかな?やっぱり完全じゃないとダメ?
- 「それ、ちょっと違います」
そんなことは全然ありません。
むしろ「70点でもOK」「継続が何より大事」という考えが広がっています。
外では制限を緩めたり、体調や気分に応じてゆるめる日があっても良いんです。
自分のペースで続けることこそ、長く楽しむコツです。
このブログでは、「おおむねヴィーガン」が最もバランスが取れていると考えています。

- ヴィーガンになると、好きなものが食べられなくなって、食べる楽しみ自体がなくなる気がするんだけど…。
- 「それ、ちょっと違います」
実は、「食べることがもっと楽しくなった」という声も多いんです。
素材の味や季節の食材のありがたみを感じられるようになったり、初めてのレシピに挑戦したり。
工夫して「美味しい」を発見する喜びは、むしろ深くなっていきます。

- ヴィーガンってスイーツもNGなんでしょ?甘いもの好きな人には無理じゃない?
- 「それ、ちょっと違います」
そんなことありません!豆乳やアーモンドミルク、きび砂糖、米粉などを使えば、ヴィーガンでも立派なスイーツが作れます。
最近は市販のヴィーガンスイーツも増えていて、「乳・卵不使用でもこんなに美味しいの!?」と驚くものばかりです。

- どうせすぐ飽きて続かなくなりそうだし、毎日似たような食事ばかりになりそうで不安…。
- 「それ、ちょっと違います」
和食だけでなく、インド料理、中華、地中海風、メキシコ風など、世界には野菜を主役にした料理がたくさんあります。
調味料やハーブを変えるだけで味の世界が一変!実際、始めてみると「今までよりも料理が楽しくなった」という人が多いです。

- せっかく始めても、三日坊主で終わっちゃいそうな気がして…自信が持てないんだけど…。
- 「それ、ちょっと違います」
完璧を目指さないことが、実は継続の秘訣。
「今日は肉なしの日にしてみよう」くらいから始めれば、無理なく続けられます。
私も最初は週に数日でしたが、少しずつ習慣化してきました。
肩の力を抜いてやるのが一番です。

- 正直、自分には関係ないと思ってたけど、ちょっと気になってきた…でも実際どうなの?
- 「それ、ちょっと違います」
その「気になってる」が、もう十分すぎる第一歩です。
ヴィーガンは特別な人のものではなく、どんなライフステージの人にも関係のある考え方。
健康のこと、環境のこと、食のこと…少しでも気になることがあれば、できる範囲で取り入れる価値はきっとあります。
終わりに

いかがでしたか?
今回ご紹介したように、ヴィーガンにはいろいろなスタイルがあり、誰でも自分に合った形で取り入れることができます。
「完璧じゃなくていい」「できることから少しずつ」、それが長く続けるためのコツです。
無理せず、楽しみながら。
食べることをもっと大切に感じるきっかけになれば幸いです。
これからも「ゆるヴィーガンライフ」、一緒に楽しんでいきましょう!