
ヴィーガン料理に興味あるけど、チーズを我慢するなんて無理だわ!

ふふ、それならお任せください。今日は酒粕で作るヴィーガンチーズをご紹介します。簡単にできて、しっかり濃厚。チーズ欲も満たされますよ
今回は誰でもできる、ヴィーガンチーズの作り方を紹介します。
材料も安く、手軽にできるヴィーガンチーズ。
あなたも挑戦してみませんか?
- チーズ風味なのに、乳製品ゼロ!
酒粕と白味噌の発酵コンビで、驚くほど濃厚なチーズ感を実現。
ヴィーガンの方も、アレルギーの方も安心して楽しめます。 - コスパ抜群&手軽に作れる
材料は身近で、酒粕は1kgでもお手頃価格。
ブレンダーなしでも作れるから、キッチン初心者にもおすすめ。 - 粉チーズ風からソースまでアレンジ自在!
サラダ、パスタ、おにぎり、スープに…使い道は無限大。
冷蔵庫に常備しておけば、ちょっとした一品がグッとおしゃれに。
はじめに 〜こんな方におすすめです〜

「ヴィーガンには興味あるけど、チーズだけはやめられない」
「チーズのコクが恋しいけれど、乳製品は避けたい」
「植物性でチーズ的な風味を楽しみたい」
そんな想いを抱えていらっしゃる方に、本日のレシピはぴったりです。
材料は、冷蔵庫に残った酒粕。
甘酒にするにはちょっと飽きてきた、かといって捨てるには惜しい…
そんなちょっと残念な食材に、もうひと働きしてもらいましょう。
本日ご紹介するのは、「酒粕で作るヴィーガンチーズ」。
乳製品を使わずとも、発酵の旨味と深いコクで、パンにも、パスタにも、ワインにも寄り添う、奥ゆかしき存在です。
どうぞ、ヴィーガンでも楽しめる「大人のチーズ風味」に、舌鼓を打ってください。
ヴィーガンチーズとは?

酒粕とは、文字通り日本酒を搾ったあとに残る副産物。
ですが、「副」どころか、主役級の実力を秘めているのです。
特に風味がチーズに近く、チーズが合う料理との相性は抜群。
というのも、酒粕にはアミノ酸や酵母由来の旨味がたっぷり詰まっているのです。
この発酵由来の風味が、チーズ特有の「深さ」に通じるのです。
植物性素材との組み合わせで、乳製品不使用ながら、濃厚でコクのある粉状の“チーズ”が誕生します。
そして、何より嬉しいのが、酒粕は安いということです。
1kgで1,000円以下で買えるので、お財布に優しく、体に良いという家計に優しい食材です。
材料と作り方

それでは、さっそく作ってみましょう。必要な材料と作り方をご紹介します。
- 酒粕(柔らかめ推奨)……50g
- 米粉 ……50g
- 白味噌(甘めのものが良)……大さじ1
- レモン汁……小さじ1
- オリーブオイル……大さじ1
- ニンニク(すりおろし)……1/2片分
- 無調整豆乳……大さじ2〜3(粘度で調整)
- 塩……ひとつまみ
- ターメリック(色づけ用・任意)……少々
- お好みでナッツ(カシューナッツやアーモンドなど)……大さじ1(すり潰して使用)
- 材料を混ぜる
柔らかめの酒粕であれば、そのまま使ってOK。硬い場合は、ぬるま湯(分量外)で数分ふやかしましょう。
ボウルに全ての材料を入れ、全体がよく混ざるように手でこねます。
手が汚れるのが嫌な方は、材料をビニール袋に入れて、もんでください。 - 粉状にする
全体を混ぜていくと、だんだんパラパラした質感になります。
大きなダマがあれば指先で潰し、なるべく細かくほぐすと、より粉チーズに近づきます。 - オーブンで焼く
クッキングシートの上に均一に広げ、150℃のオーブンで10分焼きます。 - 再加熱
焼きムラがないように一旦取り出し、全体を混ぜてから、再び150℃で5分焼きます。
このときに、もう一度、大きなダマになっていないかチェックしましょう。 - 冷やす
粗熱が取れたら、冷蔵庫で冷やします。
一晩寝かせれば、味が馴染んでより美味しくなります。
アレンジ&食べ方アイデア

ヴィーガンチーズは、用途無限大の万能選手。以下のような楽しみ方はいかがでしょう?
- サラダに乗せて
サラダに酒粕チーズを乗せて、オリーブオイルと岩塩をかければ、それだけでドレッシングいらず - パスタやおにぎりに混ぜて
パルメザン風にふりかけて使えます - グラタンや焼き料理のトッピングに
粉チーズのように、溶けたりしませんが、焼色がついた酒粕チーズは絶品です! - スープや粥の具材として
粉状の酒粕チーズをスープや粥に加えることで、コクと栄養をプラスできます

ヴィーガンチーズって、粉チーズと全く同じ味なの?

全く同じ、とは言えませんな。
酒粕特有の風味はありますが、これが実に奥深い。
クセになる美味しさですよ
保存方法と日持ちについて

酒粕ヴィーガンチーズは、密閉容器に入れて冷蔵保存で約5日程度を目安に。
多少日が経つと風味がまろやかになり、それもまた一興です。
風味の変化も“熟成”の一部として、どうぞお楽しみください。
おわりに 〜ヴィーガンであることの愉しみ〜

動物性食材を使わずとも、味わい深いものはたくさんあります。
むしろ、発酵や植物の力を活かすことで、新しい美味しさとの出会いがあるのがヴィーガンの醍醐味。
「酒粕チーズ」は、その好例のひとつ。
和と洋がしっとりと握手を交わしたような、静かなハーモニーが口の中に広がります。
気取らず、でもどこか気の利いたヴィーガンレシピ。
ご家庭の常備菜としても、ちょっとしたおもてなしにも、ぜひお試しください。
それでは、本日も良き発酵日和を。