
はじめまして、アラカン紳士です。
このブログを訪れてくださり、ありがとうございます。
私は60歳を数年後に控えた、いわゆる「アラカン(アラウンド還暦)」のおじさんです。
私は現在、早期退職して、いわゆるサイドファイア生活を楽しんでします。
仕事を辞めるまでは、転職や病気による休職、子どもの不登校など、さまざまな経験を重ねてきました。
今は夫婦で仲良く、穏やかな日々を楽しんでいます。
そんな私が、ヴィーガンという生き方を選ぶようになった背景には、いくつかのきっかけと理由がありました。
このブログでは、まずそのお話から始めてみたいと思います。
そして、50、60歳代こそが、ヴィーガンを始めるのに適しているということ説明したいと思います。
- 私がヴィーガンになったきっかけ
- ヴィーガンをはじめる4つの理由
- おおむねヴィーガンを選んだ理由
- アラカンがヴィーガンを始めるのに適している理由
50歳、がんと向き合って

私が「ヴィーガン」という言葉に出会ったのは、50歳のときでした。
ちょうどその頃、ガンが見つかり、手術と治療を経験しました。
ありがたいことに回復することができましたが、それを機に、ふと考えたのです。
「これからの人生、どう生きていきたいか」
「自分の身体を、もっと大切にしていこう」と。
その答えの一つが、ライフスタイルを見直すことでした。
短くてもいい。充実した人生を、楽しく生きていきたい。
ガンになった私にとって、残された人生はボーナスステージのようなものでした。
だからこそ、一日一日を大切に生きたいと、心から思うようになったのです。
そして私は、「ヴィーガン」という選択肢にたどり着きました。
肉が大好きだった私がヴィーガンを選んだ理由

正直に言えば、私は長年、肉料理が大好きでした。
ステーキ、ハンバーグ、焼肉、唐揚げ…。
「毎日食べても良い」と思うほどです。
そんな私がなぜ、ヴィーガンを考えるようになったのか。
それは、ガンになったこと以外に、年齢を重ねたことも大きな理由でした。
若い頃には気にも留めなかったことに、自然と目が向くようになってきました。
それは、
「命をいただく」
「自分の健康は、自分で守るしかない」
です。
年を経ることに、少しずつ考え方が変わっていったのです。
また、それと同時に、食の好みも変化していきました。
簡単に言えば、
・野菜が美味しく感じるようになった
・お肉を食べると、胃もたれするようになった
という、肉体の変化があったのです。
ヴィーガンを選ぶための4つの理由

私がヴィーガンを選んだのには、4つの大きな理由があります。
がんを経験したことで、健康のありがたさを身にしみて感じました。
食事を見直すことで、病気を予防し、体力を維持したいと思いました。
元気な身体があってこそ、人生を楽しむことができるという思いが強くなったのです。
子どもの頃から、私は動物が好きでした。
ペットを飼い、動物番組を見て、自然とふれあうことが好きでした。
そんな私が、動物の命を食べることに、少しずつ違和感を覚えるようになりました。
畜産業は、地球環境に大きな負担をかけています。
大量の水や土地、エネルギーが必要で、温室効果ガスの排出量も多くなります。
格好つけですが、次の世代に美しい地球を残すために、小さな一歩でも踏み出したいと思ったのです。
肉を育てるためには、大量の「飼料(エサ)」が必要です。
その飼料を育てるための土地で、人のための穀物を育てることができたなら…
飢えに苦しむ子どもたちを救えるかもしれない。そう思うようになりました。
でも、完全なヴィーガンはハードルが高すぎました

ここまでお読みいただき、
「こんな徹底したヴィーガンは無理だ」と感じた方もいるかもしれません。
安心してください。
実のところ、私も完全なヴィーガンではありません。
先ほども書いたように、私は今でも肉が大好きです。
すべてを一度にやめるのは、やはり辛さがありました。
それに、友人や妻と外食をする場面で、自分だけが制限するのは無理がありました。
だから私は、「70点で合格」という気持ちでやっています。
時には60点の日もあります。
それでもいいと、私は思っています。
続けることが、何よりも大切だからです。
私の「ほぼヴィーガン」な暮らし

私の生活スタイルは、いわば「ほぼヴィーガン」もしくは「おおむねヴィーガン」です。
たとえば、友人や妻との外食の際は、ヴィーガンという制限を外すこともあります。
大切な人と一緒に食事を楽しむことも、人生において大切な時間だからです。
一方で、自宅では肉や魚はもちろん、乳製品も避けるようにしています。
できる範囲で、できることを丁寧に続ける。
それが、私なりの「ゆるヴィーガン」のかたちです。
アラカン(50歳を過ぎてから)ヴィーガンになるのが最適な理由

「ヴィーガンは若い人のもの」と思われがちですが、私はむしろ、50歳を過ぎてからこそヴィーガンを選ぶ意味があると感じています。
その理由は、次の3つです。
年齢を重ねるにつれて、脂っこい料理が重たく感じるようになりました。
一方で、野菜の自然な甘みや香りを、以前よりも美味しく感じるようになったのです。
体が「もう肉はほどほどでいい」と、教えてくれているのかもしれません。
油っこいものを受け付けなくなるのも、体からのサインかも知れませんね。
50代は、老後に向けた準備期間でもあります。
病気を防ぎ、元気な体を保つためには、今のうちに食生活を整えておくことが大切です。
やりたいことができる体で、思いっきり人生を楽しみたいですか?
寝たきりで、長く病院で過ごしたいですか?
私は断然前者です!
肉の消費が地球に与える影響は、決して小さくありません。
小さな選択かもしれませんが、ヴィーガンという生き方は、子どもや孫の未来を守る一歩になると信じています。
私達、アラカン世代こそ、次の世代に美しい世界を残してあげる義務があるのではないでしょうか?
このブログでお伝えしたいこと

このブログでは、私のヴィーガン生活から得たことを中心に、
- 無理をせず始められるヴィーガンの考え方
- 簡単でおいしいレシピ
- 実際に使っているヴィーガン製品の紹介
- 年齢を重ねたからこそ気づいたこと
などを、少しずつお伝えしていきたいと思っています。
おわりに:共に歩むヴィーガンライフを

「ヴィーガン」と聞くと、堅苦しく感じたり、「自分には無理かも」と思う方もいるかもしれません。
でも私は、「楽しみながら」「できることから」、少しだけでも良いので、始めてみればいいと考えています。
もしあなたも、健康や環境、動物のことに少しでも関心があるなら、
このブログが、その第一歩となれば嬉しく思います。
どうぞ、これからよろしくお願いいたします。